ここ数年、お花見は店から見える向かえの「伝承館(旧、図書館)」に1本だけある桜を、仕事の合間に眺めるだけで終わっています。今年は開花が早かったので今日、4月2日にはもう風に吹かれてハラハラと花びらが舞っています。
「花の命は短いからよけいきれいなんだよね~」なんて感慨深く花びらが風に舞うのを眺めていて、昔お世話になった先生をふと思い出しました。
中学校で生物を教えていらした先生ですが、私のことなのでもう約半世紀も前のことで、授業中によく脱線すると戦争中の体験談を話してくれました。中国大陸で戦車に乗っていた経験がおありで、凹凸のある広大な荒れ地をいかに上手に戦車を操るかと言う話に夢中になるのです。そんな時代を生き抜いてこられた方なので、いつもピシッとしていて、好感の持てる先生でした。
その先生の戦争談話が終わり、生物の話に戻るときにいつも口にされたのが、 「さっ、明日は明日の風が吹く」でした。
意図するところは、明日は今日とは違う風が吹くので明日のことをくよくよ悩んでもしょうがない、からちょっと派生して今日の勉強は今日のウチに一生懸命ガンバロー みたいな意味合いだったと思います。
コロナ旋風が吹き荒れている今日この頃、先のことを考えると気が滅入りますが、
「明日は明日の風が吹く」で、今日できることを一生懸命がんばりましょうね。。。