うちのおじいちゃん(舅)が亡くなった翌年から、まるで生まれ変わりのように毎年ツバメがやってきて、我が家の軒下に巣を作り新しい命を育み、また飛び立っていくことを何年も繰り返していました。それがここ数年は蛇やカラスに襲われ、ヒナや卵は食べられ、巣は壊され、新しい命を育むことができずにいました。
今年もツバメはやってきて今までとは違う場所に巣を作りました。2羽でせっせとドロを運んできては一心に巣を作り上げていく姿はとてもけなげで、毎日下から眺めては応援していました。やがて巣が完成すると1羽だけが巣の中でじっとしていて、卵を温めているのだと思っていました。
ところが、今朝何者か(多分カラス)に巣は襲われて無残に破壊され、地面に落ちていました。巣の主であろうツバメが巣の周りを鳴きながら飛び回っていましたがどうしてあげることもできません。今までもヒナが巣から落ちたときもどうしてあげることもできませんでした。
ところが、今朝何者か(多分カラス)に巣は襲われて無残に破壊され、地面に落ちていました。巣の主であろうツバメが巣の周りを鳴きながら飛び回っていましたがどうしてあげることもできません。今までもヒナが巣から落ちたときもどうしてあげることもできませんでした。
私たち人間は自然の前では無力です。また必要以上に手を加えてはいけないのも大自然だと思います。ありのままの姿をとどめておく、手付かずの自然に敬意を払うことも大切です。
今、私たちの業界も生薬、特に動物生薬、牛黄、鹿茸、レイヨウカク、熊胆などがなかなか出回らなくなり手が届かないほどに高騰しています。牛黄などはいざという時になくてはならない薬なのでとても困っています。乱獲をやめ動物たちの生態系をもっと大事に守らなければなりません。