教育評論家の尾木直樹さん（通称おぎまま）の記事のタイトルです。
おぎままによると・・・昔から「子どもの遊びには三間が必要」と言われてきました。三間とは、「時間、空間、仲間」。今の子どもたちには、この三間が足りていない。そのことが、子どもたちが外遊びをしなくなった原因の一つと言われていて、心身の発達にも影響を与えているようです。・・・と始まり、彼が子どもの頃には学校が終わると野山をかけずり回り、そうして培ったものが人間の根底を形成していく。と。
そして最後は子どもたちの遊ぶ権利、「時間・空間・仲間」を大人がしっかり守り、作り出す必要があると感じています。と締めくくられています。
私もこの話には全く同感で、肉体的な面だけを見ても知り合いの接骨院の先生が「中学高校までの運動量が生涯の足腰の強さを決定する」と言われます。子どもにとって「遊びは学び」。精神的な面でも上の子が下の子の面倒を見て○○ごっこをしながらコミュニケーション力を身につけていったものです。それに比べて最近は外で滅多に遊ぶことはなく、一緒に集まっていても各々が自分のゲーム機の向かっているだけでお互いの会話もままならない遊び方をしています。そして与えられたことしかできない、応用力のない若者が増えています。また、お母さんやおばあちゃん方も働いている方が多く、子どもの遊びを見守ったり口出したりできる人がいないのも現状です。この現状がすぐに変わるとは思えませんが、せめて、私達大人が、これからの日本を背負って立つ若者の将来を危惧して「何とかせんとあかん！」と言う気持ちをもつ事からはじめましょう。
