小学6年生のお正月。何を思ったのか父が突然「多賀大社に行ってみよう!」と言い出し、何故か私と二人で行くことに。その時生まれて初めて新幹線に名古屋から米原まで乗りました。とても寒い日で参道の脇にはよけた雪が積もっていたこと。立ち寄った食堂で昼食にカレーライスを食べたこと。そこに掛けてあった六道輪廻を表した掛け軸(?)の地獄の様子がとても怖かったことなど、何故か鮮明に覚えています。ネットによると多賀大社は伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)の二柱で、生命(いのち)の親神様であり延命長寿や縁結びの神様として信仰を集めてきたそうです。でも全然無知だった私は、受験を控えていたので合格祈願をしてきました 。
あれから30年以上経ち、最近何故か「お礼参り」に行かなくてはと気になっていました。そこで先月、思い切って今度はマイカーで行ってきました。
無事、お礼参りを済ませ、昔と変わらない名物「糸切り餅」をお土産に購入。それとは対照的に、昔立ち寄った食堂は閉店していて、新たに当時はなかった蔵を改造したオシャレな喫茶店が開店していました。おいしいケーキとコーヒーのセットを頂きました。あの時向かいにすわっていたのは父でしたが、今度は主人です。
神代の時代からの長い長い時の流れに比べれば、三十数年なんてあっという間なんでしょうね!! 感慨深いものがあります。
その後は彦根城に足を伸ばし、天守閣に登り、歴史を堪能し、城下町を楽しんで充実した一日を過ごしてきました。