この時期、健康診断を受けられる方も多いと思います。
血液検査の結果を見ると、アルファベットがたくさん並んでいて、いったい何を表しているのか全然解らない事って経験ありませんか？ その中で
ＡＬＢ という項目が出てくるときがあります。測定しないときもありますがとても重要な働きをするアルブミンの略称です。
アルブミンは約６００個のアミノ酸からできた比較的小さなタンパク質です。アルブミンは血液の中の血漿タンパクの中で最も量が多いタンパクです。浸透圧で血管内に水を保持する大切な働きをします。私たちの血管内の血液量や体内での水分量を調整します。
血液中のアルブミンが低下すると、血管内の血液量が少なくなったり、血管外に水がたまってむくみを生じます。
また、アルブミンは脂肪酸やホルモン、薬物など様々な物質と結合して、必要な部位にこれらを運搬する働きもしています。
カラダの中では、アミノ酸を原料にして肝臓で１日６～１２ｇ造られて血液中に入ります。
ＡＬＢの正常値は検査機関によっても異なりますが、４～５ｇ／ｄｌです。
ＡＬＢの低下の原因は
①原料が足りない 
食事から摂るタンパク質
お肉・お魚・大豆食品・卵などが充分でない。
②肝臓で造られない
アルブミンは唯一肝臓で造られますが、肝臓が弱っていると
充分な量のアルブミンが造られません。
③腎臓から漏れている 腎臓の機能が弱っていると、本来は濾過
されてはいけないアルブミンが尿中に
漏れることがあります。 
の３つが考えられます
まずは食事でしっかり良質のタンパク質を摂ることが大切
ですが、それでもダメなときは血中アルブミン値が上がる
よい栄養剤があります！！
