みなさま 新年明けましておめでとうございます。 いつも門前薬局をご愛用くださいましてありがとうございます。今年も、みなさまがより健康でいらっしゃるお手伝いをさせていただきますので、何なりとご相談くださいませ。よろしくお願いいたします。
ところで、年末年始はどのように過ごされましたか? 今は以前のように、年末中かかってお正月のためのおせち料理 を作る方はずいぶん減ってしまいましたね。 おせち料理は栄養のバランスがとれていて、昔から親しまれ てきただけあって、日本人の体質によくあったお料理です。 是非、積極的に召し上がっていただきたいものです。古き良き日本の伝統は守っていきたいですね。。。 もう一つ、古き良き日本の伝統に関連して・・・ 年末年始の夜間のくつろぎタイムを使って、録りだめしてあったNHKドラマ「負けて勝つ」~戦後の日本を作った男、吉田茂~ の5回連続シリーズをいっきに見ました。戦前戦中の価値観がガラリと変わり、物質的にも何も残らなかった戦争直後の日本が、アメリカの統治下でどのように復興してきたかという歴史がよくわかったし、吉田茂を演じた渡辺謙や彼を取り巻く俳優さんたちの演技もすばらしかったです。と同時に、もう一人私が強く印象に残ったのは 松雪泰子が演じる「小りん」という女性です。彼女は吉田茂の正式な妻ではないのですが、先妻亡き後、籍は入れなかったものの彼の面倒を最期までみて、彼に従い尽くした女性でした。 旦那様が外出するときは玄関まで見送り、ステッキ、帽子と一つずつ手渡す。お風呂に入れば、着替えをきちんと置いておく。「お茶」という前に、お茶をすっと出す。そうしてかいがいしく一から十まで世話をしながら、余分なことは口出さない、かと言って、求められれば自分の意見をはっきり言うことができる。時にはお茶目に冗談ぽい事を言ってその場をなごます。普段は三歩下がって影を踏まずにいながら、ここぞと言うときは旦那を引っぱたいて激励する。 これぞ古き良き日本女性の典型でした。
今時、そんな関係の夫婦はまずいないでしょう。 特に相手が「吉田茂」という超ワンマンな人間だったので、よけい「小りん」は自然とそういう役回りになったこともありますが、それにしても半世紀も経つとなんと夫婦の関係は変わることか!! 今時の奥さんだったら旦那が1、文句を言えば1~10は返すでしょう。また、旦那の方も「黙って俺についてこい」タイプのたくましい方が随分減りましたもんね!! 私も絶対「小りん」にはなれません。 よく、「最近の子供は豊かすぎて、辛抱することを知らない」と言いますが、それは平成生まれの子供に限ったことではなく、私たち戦後に育った今の大人も一緒なのかもしれませんね。「小りん」までとはいかなくても、自分を押さえて相手を立てるという精神が今の世には薄いのでしょう。 私も今年は「小りん」を見習って少し夫を立てていきたいと思います。。。