卒業式シーズンです。
前述の我が息子も高校を卒業し、私も親として最後のけじめの式典に出席しました。
毎日のお弁当作りは大変でしたが、終わってみるとあっという間でした
さて、数年前、友達の息子さんが高校を卒業したときの話です。その息子さんは在学中、不登校になり、ずいぶんお母さんを悩ませました。時々私も、友達であるお母さんから苦労話を伺っていました。しかし、努力の甲斐あってか何とか卒業にこぎつけたそうです。卒業式当日、式の最後に銘々胸ポケットにカーネーションを一輪さした卒業生達が、見守る保護者達の間を拍手で送られながら通るのですが、その際、感無量でうるうるしているお母さんをみつけた息子さんは、半分おちゃらけながらも「ありがとう!!」って胸のカーネーションをお母さんの髪にかざしたそうです。 後から話を聞いた私もうるうるきてしまいました。。。
一方、ある取引メーカーの担当者くん。
彼は、とてもまっすぐで素直な家族思いの青年です。彼はまだ若いので、彼のお父さんもお母さんも現役で働いています。
それが、ある晩、彼が疲れて帰宅すると、何だか家の中が険悪な雰囲気!!
なんでも、職場で間に合うお母さんの仕事量がだんだん増えてきて、お父さんはかまってもらえず不満が爆発したらしいのです。お互いが理解し合えず、離婚も辞さない様子・・・
そこで、彼は間に入って仲を取り持とうと一生懸命気配りしていたそうですが、彼も仕事で疲れて帰宅するたびに、いやな雰囲気の自宅に戻らねばならず、ストレスがどんどんたまっていきました。 ついに、彼はありったけの思いを込めて両親に手紙を書いて渡しました。そんなことは生まれて初めての経験でした。
先日、その家ではおばあちゃんの一周忌を行い、その後、お父さんから彼にメールが来たそうです。父から息子へのメールは滅多にないことだすですが、そこには迷惑をかけた事への謝罪と、両親が少しずつ譲り合ってこれからも家族として頑張っていくから安心するようにと言うこと、またいろいろ気遣ってくれた事へのお礼がつづられていました。
なんかとっても温かくてほのぼのしました 天国のおばあちゃんが助けてくれたのかもしれませんね!!
私自身も若い頃はよく父に反感を持ちましたが、その頃は携帯などなく、心の内を言葉に現すことは照れくさくてなかなか言えませんでしたが、今は「メール」という便利なものが代弁してくれるので、いいことですね。。。