我が家の西の窓からは遠くに多度の山々が見えます。毎朝、その山並みの景色を見るのが好きです。しかし、津島神社の高い木が邪魔して、その奥にそびえる伊吹山は我が家からは見ることができません。同様に、北西の方向は高層のマンションが遮って、その奥の御嶽も見えません。
天気の良い空気の澄んだ日に立田のたんぼ道や立田中学校の北側の窓から、頭に雪を抱いた伊吹も御嶽もすごくきれいに見えたので、とてもうらやましく思いました。スタッフの一人は葉苅町に家がありますが、北に遮るものがなく、自宅から御嶽が見えるそうです。それもうらやましいです。実家は名古屋の東部の丘陵地帯を切り崩して開発した土地なので、学生時代、通学のバス停まで行く途中に坂のてっぺんを超えて歩いたのですが、てっぺんから遠くに御嶽がきれいに見えたのです。毎日御嶽の様子を確認しながら通学したものです。
この度、何年も太陽光発電の会社から屋根の塗り替えの必要を言われていたので、とうとう塗ることにしました。足場を組んで準備してもらったので、この目で屋根の傷み具合を確かめようと、揺れる足場を恐る恐る屋根まで上ったら、なんと伊吹山が神社の木の奥に見えたのです。感動です!! 我が家が4階建てだったら見えることが解りました。
後日スタッフにその話をすると、「写真撮っといた?」
と聞かれ、普段から携帯を使いこなしていない私は、やっと言われた通りだと気が付きました。が、時、すでに遅く、それから何度か工事の邪魔にならないときにチャレンジしましたが、一度も伊吹は顔を出してくれませんでした。
あの雄姿を写真に納められなかったのはとても残念です!!