今年も暑い夏真っ盛りです。作夏に引き続きコロナ予防でマスクをして外出すると、口の周りの温度が3度ほど上がると言われています。心拍数や呼吸数が1割ほど増えるというデータもあります。人けのないところではマスクを外しましょう。
熱中症は温度が28℃以上、湿度が50%以上になると急増します。湿度が高いと汗を抑制し、熱が体内にこもって熱中症の原因になります。また、汗による脱水もあります。脱水が進むと血栓を作り、心筋梗塞や脳梗塞の発症につながります。
高齢者になると体内の水分量が減少します。加えて「暑さ」「喉の渇き」を感じにくくなるので注意が必要です。
体格的には脂肪太りの方と痩せて筋肉の少ない方が要注意です。
汗は水分と共に「ビタミン」「ミネラル」「元気」も出て行ってしまいます。補充を心掛け下さい。暑いからと言ってあっさりとした素麺など偏った栄養ばかり摂っていると熱中症になりやすいので、バランス良くおかずを食べることが大切です。
特にタンパク質(肉、魚、卵、大豆)をしっかり摂ってアルブミン値を4.0以上に保つようにしましょう。食事で補えない分はアミノ酸製剤を補いましょう。
暑さは心臓に負担を掛けます。心臓を元気にするサプリメントを活用したり、心臓の熱を冷まし働きを助ける牛黄製剤も活躍してくれます。
カラダの熱を冷ましてくれる漢方薬も効果的です。
頭痛や吐き気を感じたら、それらと共に、イオン飲料や経口補水液も有効です。