東洋医学では、同じ症状でも体質によって使う漢方薬が違います。そこが西洋医学と大きく違うところです。ちなみに私は完璧な虚証です。
先月、漢方薬メーカーの全国大会で神戸に行きました。名古屋駅で集合した3人でずっと同行し仲良くさせていただいたのですが、これが面白い事に3人それぞれ体質が全く異なるんです。実証の彼女は逆三角形体型で、明るくよくしゃべり、よく勉強し、暑がりで胃腸は丈夫、あまり眠らなくても平気。うらやましい限りです。服装からしても私が一番寒がりなのが一目瞭然。いっぱい着込んでいましたが実証の彼女は素足にサンダル 姫路城までの車中、私と中間証の2人はグーグー寝入ってましたが、実証の彼女はずーっと社員さんとおしゃべりしていました
一番興味深かったのは、「清心丸」の味覚。門前薬局は日水の清心丸を扱っていますが、実は清心丸は各社から販売されていて、メーカーによってそれぞれ特長があり少しずつ中身が違うんです。実証の彼女は他メーカーの清心元(清心丸)を愛用していて、行きの新幹線の中でお互いの愛用薬LOVEを自慢し合い、それならということで少しずつちぎって交換し、お互いに味見しました。するとどうでしょう。私は彼女が愛する清心元は苦くて固くて、スーッとして好きになれない味です。彼女は彼女で、日水清心丸の食感と甘さが好きになれないとのこと。やはり体質の違いで、自分に合っている漢方薬の味の好みが本能的に解るんだと改めて実感しました。
という実例からも解るように、漢方薬はその人の体質にピッタリ合えば、とてもよく効くし、体質に合わないものを飲むと効かないばかりではなく副作用が出ることもあります。門前薬局ではお一人お一人お客様の話しをよく聴いて、その方の体質に合った漢方薬、自然薬、サプリメントをお選びし、つらい症状を早く取り、より健康なカラダとココロにしていくお手伝いをしています。これからも「困ったときは門前さん!」
を合い言葉によろしくお付き合い下さいね