このタイトルを見てピンと来た方はしっかりテレビを見ている方かも。
普段、私はほとんどドラマは見ないのですが(今、欠かさず見ているのは大河ドラマだけ)、主人が録りだめしているドラマを何気なく一緒に見ていたら、それがすごく面白くて思わず引き込まれてしまい、第2話、昨日は第3話と続けて見入ってしまいました。それがTBSで放送している「逃げるは恥だが役に立つ」で、略して「逃げ恥」と言って流行っているそうです。主人公役の星野源も大ブレイクで、ドラマの終わりに繰り広げられる歌とダンスがまた大流行、彼は今年紅白にも初出場するそうです。
何が面白いって、まず発想が興味深い。主人公は京大出身のシステムエンジニアですが、彼女いない歴35年という草食系を通り越して絶食系男子という例えで紹介。一人暮らしなので家政婦を探していたところ、就職コンプレックスを持った娘(新垣結衣)が見つかりました。ところが、突拍子もない発言がきっかけで、給料制の契約結婚という斬新な形で同居を始めるところからドラマが始まりました。契約結婚という設定や、主人公「平匡さん」の「人となり」がいかにも現代を象徴しています。平匡さんは自分の気持ちを言葉で表現することが苦手で、1日の大半をパソコンに向かっている人です。うちにも頭脳レベルはグンと落ちますが同じタイプの住人が一人あり、人ごとではありません。また、2人をとりまく職場の仲間や家族たちとのやりとりがコミカルで面白いんです。登場人物の個性がはっきりしていて、二人の関係を疑って探りを入れたり、明るい嫉妬が生まれたりと、テンポ良く問題が発生しては展開していき、次がどうなるのかワクワクします。
私達の結婚適齢期頃ならこのタイプのドラマは考え付かなかったでしょうが、こういうドラマが成立して面白いと受け入れられ、ヒットするのも時代だな~~と感慨深いものがあります。
これからも「逃げ恥」に目が離せません!!