まずタイトルを入力したら上記の漢字が出てきました。恥ずかしながらこの漢字を見ても「きねづか」と読めないし、書いておきながら「きねづか」って何のことか解りませんでした。そこでウィキペディアで調べてみると、餅をつく道具の手で握る部分のことで、昔、各家庭で餅をつくのが習わしだった頃、現役を引退した一家のご隠居さんが、いざ久しぶりに餅つきをすると昔のように上手にこなせることから表現されるようになったとのこと。なるほどなるほど、今更ここで感心するのも恥ずかしいのですが、私より若い方は知らない方も多いかと思って恥を忍んで書かせていただきました。
さて本題に入ります。
こう見えても(どう皆さまに写っているのか解りませんが・・・)、昔は手芸が好きで、小学生の頃は将来の夢は「手芸屋さん」になることと文集に載せました。でも、ここ数十年は暇がないこともあり、とんとご無沙汰してましたが、最近欲しい服が見つからないので「え~い、ないなら作っちゃえー」と久しぶりに編み物に挑戦することにしました。まず気に入った作品の載っている本を買ってきて、そこに掲載されている毛糸を買いに行きました。ところがビックリ、時代は変わっているんですね~ 昔は手芸用品売り場はあちこちにあり、毛糸だけ見てもすごく豊富に置いてあったものですが、今はスーパー本体には手芸売り場がなく、専門店さんのみ。しかも種類もボリュームも少なくて余り選択の余地がありませんでした。それだけみんな手作りをしなくなったんだなーと寂しい気持ちです。
さて、少し妥協して毛糸を購入。たまたま何も予定のない日曜だったので1日で仕上げるつもりでした。ところがどっこい、昔のようにはいかないんですねこれが!! まずめがねを掛け、えっ、長編みってこうでよかったっけから始まり手も思うように動かず、やたら時間は掛かるし同じ姿勢を続けることが辛い。改めて「とし」の2文字が脳裏に焼き付きました
でも、それでも2時間ほど経つと昔の感覚が蘇ってきたのです。口では表現しにくいのですが、微妙な糸の引っ張り具合、それを操る右手と左手のコンビネーション、指先や手首の動かし方と言ったところでしょうか!!そうなると気分良くなってくるので不思議です。半日かかって何とか後ろみごろができました。 暇な休日しかなかなか編めないので完成するのはいつになるやら・・・