超インパクトのある女医さん!

めぐみの言いたい放題・・・

 7月某日曜日、暇があれば日頃の運動不足を解消したい私は、主人を伴って付知峡にハイキングに行きました。
 2時間ほどのコースを選び緑豊かな山道を歩き出したら、程なく開けたところに大きな滝がありました。ふと、その水の冷たさを確認したくなって、主人を促して水際までゴツゴツした石を踏みしめて降りていきました。
 ところが、水をさわろうとした途端、主人はぬれた石で足を滑らせて転倒し、とっさに手を川の中へ付いて体を支えたところ、指を脱臼してしまい、曲がるはずのない反対側に反りかえって戻らなくなってしまいました。
さあ、大変!!ウォーキングどころじゃなくなりましたkao-a13.gif。急いで来た道を戻る間もジンジン痛さが増してきたようです。こういうときはカーナビは大活躍で、近くの大病院を検索し、そこに向かいました。
 休日の受付ではあらかじめ電話予約が必要と言われたのですが、患部を見せて事態を説明したら納得していただけて助かりました。レントゲンを撮り、最初に応対してくださった若い男性医師は、これから整形の医師を呼びますので待っててくださいとのこと。脱臼写真脱臼レントゲン2
 しばらく廊下の長いすに腰掛けて待っていると、白衣の男性医師とその後ろから私ぐらいの背格好の私服の女性が診察室に入って行かれました。
                                                         これでも反対に反っていたのを自分で元に戻したあとの写真                                                    

 

 

 

 

「ははーん。あの男性が整形の医師で後ろの女性が看護師で、最初の若い医師は研修医なんだな!!」と思っていたら、呼ばれたので入っていくと、
「ご主人、やっちゃったね~」と元気な声が・・・!!
何と、あの長いストレート髪の私服(Tシャツ、パンツ、つっかけ)の小柄な女性が整形外科医でした!! とっさに
「お休みのところ申し訳ありません。」と私は挨拶すると、
「はいはい、このままじゃいけないからご主人がんばろっか!!」と私服のまま答えながら、レントゲン写真を見て研修医にはずれた骨のはめ方を伝授するのでした。歳の頃は40台前半でしょうか?すごい威勢の良いぱきぱきの話し方と、こんな小柄な女性が、力の要る整形外科を担当していることに驚きました。kao-a17.gif
「じゃー、いくよー」と声かけがあり、女医さんが見守る中、研修医の先生が主人の指をギューッと引っ張ってはめようとするのですが、痛いばかりで
うまくいきません。
「これ、むつかしっからね~!! 私やろっかね~」(早口でパキパキ)
姉御にバトンタッチ。
「じゃ、ちょっと我慢してね。 よいしょー」
「う~~~」
「はい、痛かったね~」(と言いながら、主人の指を持って振り振りする)
「お産と同じだったね~」(ひたすら元気よくパキパキしゃべる)
「じゃ、もいっぺんレントゲン撮ってきて」
撮影後レントゲン写真を見ながら「あっ、はまったね。よしよし」
「ところでご主人、脱臼より、猫背、それ気になるわ~。猫背いかんよ猫背。ハイ腕、上に上げて~(一緒に動作をする)ハイ横~、肩回して~ 毎日これやって~。たばこ、いかんいかん。私たばこ吸う人嫌い!!」
(早口パキパキ)
これからの対処法と諸注意を頂き、廊下で待ってると
「じゃ、私帰るからバイバイ!!」
と手を振って笑顔を残し、疾風のように去っていったのでした!!

「はあ~~~↓」kya-.gif
「あんなドクターもいるんだね~」
余韻をかみしめながら、私たちは後ろ姿を見送ったのでした!!

 

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