タイトルの著書の筆者 中村仁一先生の講演を聴きました。
日本の医療はなかなか死ねない治療。
本来、人間は「老いる」=「枯れていく」 ことで、自分で食べられなくなったらそれが寿命として受け入れるのが自然の姿。
飲まず食わず状態になれば、だいたい一週間から十日で命は尽きる。
それを無理矢理、鼻からチューブを入れたり、胃に穴を開けて流動食を流し込んだり、点滴をして生きながらえさせてしまうのが現代の医療。
下手に点滴をするから痰がどんどん出てきて、苦しい吸引をしなければいけないとおっしゃいます。
これからの時代は自分の「死に方」をあらかじめ考えて、どうしてほしいかを周りの者に意思表示することも大切ですね。