東洋医学では「五行説」の考え方に従うことが多いですが、冬の寒さを嫌い、冬に負担のかかる臓器が「腎」、腎臓です。
「腎」の強さは先天的な(親からもらった)ものが大きいのですが、親から受け継いだ腎の力(腎精)が例え弱くても、生後、腎精を使いすぎず、また腎精を補う(補腎)事によって右のグラフのように生き生きとした人生を晩年まで送ることができます。「老化」は東洋医学的には腎の力が衰えてくることです。腎は耳、骨、髪などに関係が深いことからも老化のイメージに結びつきますよね。腎臓はご存じのように「水」を司る臓器ですから尿やむくみにも深く関係します。「腎」の力を強くして若々しい毎日を送るためには腎の嫌う寒さを避け、黒豆、栗、わかめ、ひじき、のり、しょう油など黒い物を多く食べると良いです。
また、食物で補えない分は漢方薬やサプリメントで補腎をされると、いつまでも若々しいはつらつとした毎日を送ることができます。